瀬戸内レモン

様子がおかしく語彙がない

はじめての新潟(2021年10月の再掲)

9月25日、新潟県に行った。
私にとって新潟県といえば米がいっぱいとれるやたらと長い県、という印象しかない。かなり縁遠い場所ではあったのだが、色々な理由が重なって足を運ぶきっかけとなった。
そのうちの一つがクマリデパートの限界無限大ツアー2021だ。

地方公演はめでたく完走しているが、11月5日に開催されるZepp DiverCity TOKYOでの公演はまだチケットを販売しているので是非来てほしい。

現在は終了しています

 

 

一日目

はじめてのソロ飛行機

出発の当日、私は6時に起床し伊丹空港へと向かった。
飛行機に乗る機会はこれまでも何度かあったが、完全に一人では初めて。これまで地方遠征を断念してきた理由の一つに「一人で飛行機に乗るのがコワイ」というのがあったので、個人的にはかなり大きなチャレンジだった。

飛行機に持ち込めないものをうっかり持ってきたらどうしよう…とか、保安検査で止められたら…とかバスが大幅に遅れて飛行機に乗り遅れたら…とかいろいろな心配はあったが、当日は想像を超えてスムーズに進んだ。

よく考えれば一日何百人も乗ることがある飛行機の搭乗システムがそんなややこしいわけないのだが、その時は必要以上にビビり散らしていたように思う。

保安検査を済ませ持ち込みの荷物を預け、空港内のスタバで芋のフラペチーノと芋のケーキを朝飯にいただくという優雅さ。ついでに必要ないのに大阪土産を見たりした。

 

飛行機に乗り込むと私の座席は非常口席だった。
飛行機の非常口席に乗ったことがある人はご存じだろうが、席が少し広めな代わりに非常事態が起きたときはお手伝いをせねばならず、その上飛行機の羽が窓からの景色の大半を埋めている。飛行機ビギナーであり上空からの光景をいい年して楽しみたかった私にとっては結構ショックだった。

飛行機からの景色


一時間弱のフライトの中、久しぶりのクマリデパートのライブということで曲を聴きながらテンションを上げる。

機内のテレビではなぜか沖縄特集がやっていた。新潟行きなんだから新潟の番組にしてくれ。

 

新潟着

飛行機は無事に新潟空港に到着。この時点で10時半。
一日目の目的は新潟観光だ。新潟在住のフォロワーめんぼうさんと、クマリデパートのオタクでもあり新潟出身のいくむさん(小田アヤネさん推し)に案内してもらうことになっている。
めんぼうさんが車で迎えに来てくれたので、それに乗り込む。めんぼうさんの推し、岩井鉄郎さん*1が運転していた。

運転する鉄郎さん

 

せんべい王国へ…

めんぼうさんの運転でまず最初の目的地、『新潟せんべい王国』へと向かった。
『新潟せんべい王国』はおせんべい絵付け体験などができるテーマパークだ。テーマパークというか、ショップと体験施設が併設された工場である。この日は稼働していなかったが、やっている日はせんべいを作っているところを見られるみたいだった。

目当てはせんべいお絵かき体験だ。巨大なせんべいに醤油で絵を描き、自分で焼くことが出来る。これがなかなかハード。

案内のおばさんに言われるがまま、300~400℃に熱された網の上でひたすらせんべいをひっくり返す。この日は比較的涼しかったからよかったものの、真夏であれば地獄のような暑さだ。加えて絵を描くせんべいは20cmとかなり大きいので、重さもある。ひっくり返すだけでも一苦労。

ひたすらひっくり返し続け、ある程度硬くなったら絵を描き、再び焼く。
私はせっかくなのでクマリデパートの推しメンである優雨ナコさんの絵を描いてみた。

推しメンのイラスト入りクソデカせんべい


普段何気なく食べているせんべいがすごい大変な過程を経て製造されていることを知り、ぽたぽた焼のおばあちゃんとかを見る目が変わった。

 

そのあとは併設されているお土産屋さんに行った。
商品コラボしていたこともあり、なぜか鬼滅の刃や呪術廻戦、五等分の花嫁などのキャラグッズが普通に売られていた。

五条悟と虎杖くん


お土産としてせんべい、それといくむさんと一緒に推しメンにプレゼントするTシャツを買った。
呪術廻戦のシール付きばかうけが10個500円で売られていたので、それもついでに買った。帰ってシールを開封したが推しの伏黒恵くんのシールがなかったのがちょっと残念。

 

お昼ご飯は海鮮丼

新潟せんべい王国を出た後は昼食を食べに行った。場所は失念してしまったのだが、和歌山で言うところのとれとれ市場みたいなところに来た。来たことある人にしかわからないたとえだが、そうとしか言いようがない。

海鮮丼

 

海鮮丼を食べる。米も魚も美味しかった。何気にこれが新潟での初食事になる。
後のことだが、ライブの翌日にクマリデパートさんが同じくここを訪れ、なんと偶然私たちと同じ席で食事をしていた。逆聖地巡礼みたいな状態になり、すごくテンションが上がった。

 

新潟マリンピア日本海

そのあとは『新潟マリンピア日本海』へ。
日本海側の水族館に行ったのはこれが初めて。名前の通り日本海の魚の展示に力を入れていた。


勿論王道のイルカショーもある。子どものイルカもいて可愛い。出産の瞬間の映像が流れていたのだが、結構ズルンと生まれていてウケてしまった。

個人的にはペンギンの展示がガラス一枚隔ててすぐのところまでペンギンが来ることが出来るようになっていたのが良かった。他の水族館や動物園では観覧側とペンギンの地面側の間に水があって、泳ぐ様子を近くで見ることはできても陸でくつろぐ様子は遠目になっていたりするので…。

 

そしてジェラート

そのあとは水族館近くのジェラート屋さんに。かなり人気らしく、列ができていた。毎日フレーバーが変わるようなのだが、並んでいる途中に頼もうと思っていたフレーバーが完売していたのが少し残念。
私は牛乳と栗のジェラートを食べた。美味しい!

 

からの海

俺の日本海/柳蓮二

私の希望で海岸へ。
丁度夕暮れ時だったこともあって、佐渡に沈む夕日を見ることが出来た。

この日は快晴で、よく晴れて気持ちいい天気なのに風が涼しくてかなり快適だった。かなり雰囲気のある場所なので、カップルが鴨川みたいに等間隔に座っていた。

 

タレカツ丼をいただく

タレカツ丼

 

陽が沈むのを見送ったあと、新潟の名物らしいタレカツ丼を『とんかつ太郎』で食べた。

思ったよりかつが薄いことにびっくりしたがタレの味が美味しい。米も美味しい。

余談だが、新潟出身舞台俳優の田中涼星氏が出演している新潟のローカル番組が店内で流れていて見ることが出来て嬉しかった。

 

こうして一日目が終了。立地上車がなければ不便な場所もあり、かなりめんぼうさんには助けられた。ありがとうごさいます。

 

二日目

ライブまで…

二日目。朝食はホテルのビュッフェで済ませた。
意外にもメニューは洋食寄りで、なんと白米がない!

新潟なのに!!!

なぜかタイ米の黄色いご飯みたいなやつがあった。それがちょっと残念。

 

新潟駅でいくむさんとめんぼうさんと合流。ライブまで少しぶらぶらすることに。

待ち合わせのために新潟駅に待っていたら、朝から飲みすぎでぶっ倒れたおじさんが警察に囲まれていて怖かった。これが新潟の朝か~

信濃川のあるやすらぎ堤でやすらいだり

展望台から新潟の町を一望したり

 

新潟名物イタリアン

老人みたいな観光をした後に『新潟に来たら絶対食え』『新潟県民に愛されて100年』でおなじみ、新潟県民の心のグルメであるイタリアンを『みかづき』で食べることになった。
私はホワイトソースのかかったイタリアンにした。

イタリアン

 

なんというか、「何かはわかるが何かわからない」という感じの料理だ。

なぜイタリアンなのか?なぜもやしが入っているのか?焼きうどんっぽい触感だがなんか違う。

知ってる味なのに知らん…誰?これ?同窓会にいる誰か全然知らんのになんかいたような気がするな…みたいな人って感じの味だった。庶民の舌になじむお味ではあるんだけど…。
新潟はまだまだ奥が深いと感じた瞬間だった。

 

やっとライブへ

その後、開場時間が迫ったのでライブ会場へ。
クマリデパート限界無限大ツアー2021は、各地方昼夜二公演行われる。例外もあるが、片方が単独公演で片方が1~2組ゲストを招いてのライブになる。
今回は昼にゲストがいて、新潟のローカルアイドルRYUTistだった。

個人的なことだが、二年前の誕生日前日にもクマリデパートとRYUTistのツーマンライブが開催されていた。友人が誕生日プレゼントにと早い番号を譲ってくれたので最前で見ることが出来たので、印象に残っているライブの一つでもある。

RYUTistがクマリデパートの『ピアノ』を、クマリデパートがRYUTistの『口笛吹いて』をカバーするなど、その時だけの限定感のあるライブになった。どちらも猫に縁のある曲で、メンバーの早桜ニコさんが猫耳の髪型にしていたのがとてもかわいかった。

特典会で前日に作ったせんべいを渡しました。

 

ちょっと休憩

一部を終え、二部までの時間周囲を散策。
神社にいったり、かわいいお店でクレープを食べたりした。

オシャ・ニイガタ・クレープ

 

クレープのお店は入った瞬間バター?の美味しそうなクレープの焼ける香りがしてとてもよかった。

 

夜の部も盛り上がるぞ!

ライブ第二部。こちらはワンマン公演。
一部に比べて整理番号が良かったこともあって、比較的前で見ることが出来た。

地方公演のワンマンライブではそれぞれメンバーがソロ曲を三人ずつ披露するのだが、これも推しメンの優雨ナコさんの回が当たりラッキー。ペンライトを忘れてしまったのだが近くにいた友人の好意で貸してもらってピンクが振れてよかった。

ライブの感想はセトリや演者のコンディションだけでなく見る位置や周囲の環境にも左右されるが、個人的には今回すごく盛り上がれて楽しかった!

8月に状況を考えて推しの生誕ライブへの参加を控えていたのもあって、溜まっていた分も発散できるライブだった。

勝手に「新潟といえば米、米といえばモチ…」見たいな『YESモチFEVER』への曲振りがあると思っていたけど、そんなことはなかった。

www.youtube.com

 

タレカツ丼(一日ぶり二回目)

ライブ後、私は便の都合上後泊なので車で関東へ帰る友人たちに着いていってタレカツ丼を食べた。

二日連続だが、何度食べても美味い。有名(らしい)両店を制覇することが出来た。

タレカツ丼。味の違いはわかりません。

 

そうして二日目が終了。

 

ライブの感想・総括

スケジュールなどの都合上、限界無限大ツアー2021へは地元大阪と名古屋、新潟にしか参加できなかったけれど、とても楽しかった!

ひとりで飛行機に乗るのは…という懸念が払拭されたので、もしまたツアーがあれば全国どこへも行っちゃうかもしれないな。

唯一悲しかったのは、S席特典のクリアファイルが持ち帰る途中に印刷が剥がれてしまって真っ白になってしまっていたこと。もしまた同じ特典を付ける機会があれば、チケ代に反映されてもいいので発注先を変えてほしい…。


地元公演があったのも嬉しいけれど、クマリデパートのライブがなければひとりで飛行機に乗ることもなかったし、新潟へ行くきっかけにもならなかったので、推しメンには色んな挑戦の機会を貰っているなと改めて感じた。本当にありがとうございます。

 

三日目の朝、帰りの飛行機に乗る前にヤスダヨーグルトを飲みました。美味しい。

新潟旅行記 おわり

 

*1:イケメン役者育成ゲーム『A3!(エースリー)』に登場するキャラクター。物語の中心となる『MANKAIカンパニー』という劇団で大道具を作成している。非常に無口で武骨なビジュアルだが、動物園が好きらしい。