瀬戸内レモン

様子がおかしく語彙がない

【遊ぼ】クロスノエシスのオフ会に参加してきた

~これまでのあらすじ~

2019年1月に地下アイドルとの出会いを果たし、そのままずるずるドルオタを続けて三年以上が過ぎた。
今まで推してきた声優や俳優と違いすぎる距離感に戸惑いながら、推しメンとの密な接触に味を占め始めた頃に、令和の悪夢であるコロナ禍へ突入する。
飛沫防止シート越しのチェキに「あっ、逆に無遠慮に顔近づけても越えられない壁があるから推しメンの麗しすぎ顔面間近で見まくれるじゃん!」と慣れ始めた頃、推しアイドルグループ、クロスノエシスのオフ会に初めて参加することになるのだった!

 

クロスノエシスとは

クロスノエシスは、AMEBA、FLAME、LAKE、RISA、MAIの5人による、「ダークポップダンスアイドルユニット」
ダークでダンサブルなサウンド、華やかで力強いダンスでステージを支配する。
日常に苦しみを抱える「あなた」の暗闇を、一粒の光のように照らします。(公式HPより)

youtu.be

 

クロスノエシスのメンバー

AMEBAさん:APP18の美女。一番背が高い。美しすぎて人外じみている。気さく。
FLAMEさん:二次元みたいな顔面とスタイルの美少女。一番小さい。オタク。気さく。書いてる人の推しメン。
LAKEさん:清楚系美少女。空気清浄機と人間のハーフくらい清い。気さく。
RISAさん:イケメン美女。幼女がイケメンのガワを着ている。歌がうまい。気さく。
MAIさん:おしゃれ美女。ダンスがめっちゃ上手くてめっちゃ陽。気さく。

左から、
RISAさん、MAIさん、FLAMEさん、LAKEさん、AMEBAさん。

みんな、かわい~~~~~~い!!

告知~チケ発

クロスノエシスは関東を中心に活動するグループで、ライブは基本的に東京で行われる。が、時々地方遠征ライブがあって、オフ会の前日である10/9(日)には京都でライブが行われる予定だった。私は大阪に住んでいるのでありがたいことこの上ない。

遠征の時は土日二日間どちらもその地方でライブが行われることが多い。その週は三連休で、実際スケジュールカレンダーにも10/10(月・祝)に京都で何かしらの予定があると書かれていたので、告知があるまでは「ライブ二日間出るんだなー、メンバー観光する暇あるかな?」(メンバーのLAKEちゃんは京都が大好きなので)くらいに思っていた。

 

突然のオフ会告知。

クロスノエシスは、世間一般の非アイドルオタクが想像するような感じのアイドルのイメージからは大きく離れている。かっこいい曲でかっこいいダンスをして世界観見せつける系のグループだ。
レス*1の類はほとんどないし、持ち時間中に一曲でも多く披露しようとMCをほとんど行わないことも多い。メンバー一人一人のアイドル的個性を主張するより、グループ全体でライブを作り上げている。
そんなスタイルなので、こういうTHE・地下アイドルという感じのオフ会は全く開催してこなかった。
前体制時にメンバーが豚汁かなんかを振舞ってくれる企画があったような気はするが、時勢のこともあり私が本格的に推し始めた2020年以降はなかった。

やるんだ!??!?!
こういうこと、やっていいんだ!?!?!

というのが、正直な感想だった。
アイドルのオフ会というのは、普段のアイドルとオタクのルールをひっくり返すものである。
毎回約一分前後1000円でチェキ撮って喋ってる相手と、イベント中しゃべり放題。頭がおかしくなる。
しかも告知を見るに、

  • 時間は9時~12時まで
  • 入場料込み
  • 特別グッズのアクリルスタンドキーホルダー付き
  • 写メ券3枚付き
  • 10秒動画券1枚つき

7700円。実質無料どころの話ではない。
本来であれば
3時間分喋れる(チェキ券換算180,000円)+アクリルスタンドキーホルダー(1000円)+10秒動画(4400円((オンラインリリースイベントでの価格)))+写メ券3枚(プライスレス)+入場料(団体520円)
がかかるので、17万円以上得していることになる。

計算するな。

こんなもん、全人類来てしまう。経済が崩壊する。
今までなかったオフ会イベントの告知でおかしくなった頭が冷静になるころには、恐怖が襲ってきた。チケット争奪戦である。

ライブの日の翌日とはいえ、活動拠点を離れた京都である。遠征するオタクが何人いるかまったく読めない。関西に住むオタクの数は知れているが、私が関東在住のオタクだとしても這ってでも行くし、チケットが血を見るほどの激しい奪い合いになることは間違いなかった。

各メンバーのオタク人数を同じにするためにチケットはメンバーごとの発売となっているので、敵は推し被りである。私はチケ発が本当に苦手なので、泣きそうになった。心当たりのある推し被りのスマホ全部壊しに行ったほうが早いか?位まで考えていた。

しかもその後、AMEBAさんのインスタのストーリーでチケットの枚数が各メンバー4枚ずつと発覚して、本当に吐きそうになった。
無理。泣く。絶対とれない。
でも私は思い上がりの女オタなので「絶対FLAMEちゃんは私と動物園行きたいやろ…」と思って頑張った。

当日は妹*2を召喚し、スマホとPC二台体制でチケ発に臨んだ。

PCから手続きを進めていたが、普段使わない端末だったため個人情報入力画面が出てきて、頭が真っ白になった。終わったと思った。が、もしつながらなくなった時のためにと妹の方で進めていたスマホでなんとか申し込むことができた。

整番4。

あぶねーーーー。

妹とは24年間一緒に暮らしているが、初めて抱擁した。うれしすぎて。ありがとう。

 

当日

もともとの予定通り、前日にも京都でライブがある。私の家から京都までは一時間以上かかるので、二日連続で結構な大移動だ。今思えばホテルとっとけばよかったかもしれない。
集合は朝9時。オタクがこんな健康的な時間に集められることってあるんだ。

6時に起き、いつも以上に気合をいれて化粧して(推しメンとの動物園デートなので)、いざ京都へ。予報は雨だったが、オフ会中は何とか持ってくれて曇りだった。

動物園の最寄り駅でオフ会に参加するオタク集団を見かけたので流れでついていくと、動物園の前に派手髪女集団がいる。

待って、めっちゃかわいくない?
推しメンだ……。

地下アイドルなのでライブ前に会場付近で入り前のメンバーを見かけることがないわけではなかったが、それでもちゃんと正当に(?)ライブハウス以外の場所にいる推しメンを見る権利があるというのは非常に感慨深いことだった。

しかもなんか……ライブ中は髪くるくるに巻いたりツインテにしてるFLAMEちゃんが超珍しくストレートで…天気悪いから湿気でちょっとぱやっとしてて……ン…かわいい///

ぞろぞろ集まってくるオタクにメンバーたちは気さくに絡んでくれたが、怖くて返事ができなかった。まだ9時じゃなかったし。無銭接触になるので。

受付手続きを済ませ、特典の写メ券と動画券を受け取る。クロスノエシスは基本的に写メ特典というものがないので、この券には値段がつけられない。受け取る手が震えた。強盗に奪われるかもしれないし…。

 

クロスノエシスのメンバーは5人で、オタクはそれぞれ4人ずつ。さすがに25人+スタッフさん4名でぞろぞろ移動するのは一般のお客さんに異様がられてしまうので、2グループにわけられることになっている。

じゃんけんの結果、AMEBAさん・LAKEさんと、FLAMEさん・RISAさん・MAIさんのチームに分けられた。

MAIさん・FLAMEさんのチームにはそれぞれ自分含め女オタクが一人ずつ、なんとRISAさんのチームはオタクの男女比が1:3という驚異の数字だったため、後者チームに女オタクが固まり、結果的に「これなんの集団?」的な異様な空気になった。本当に女性アイドルの現場か?

 

ぞろぞろと園内を回り始める。
メンバーの希望で動くため、特にルートは決められていない。かわいいもの大好きのRISAさんが「ペンギンがみたい」と駄々をこねたので(かわいい)ペンギンを見て、そのあとは見たいところに行くので、めちゃめちゃ効率の悪いルートになった。動物園奉行とかいたらブチギレられそう。そんなところもかわいい。

正直イベントの告知があったときは「推しと!?!?!動物園!?!?!?飛沫防止シートなし!??!!無理すぎ😭😭😭😭😭サファリパーク用の車にオタク詰めてその中から見る仕組みにして😭😭😭」とか日和ったこと抜かしていたが、実際始まってみると建前とか遠慮がなくなってしまう。

すぐそばにいる推し、最高👍

オフ会の類で心配だったのが、オタクの友達がいなくて推しメン以外話す相手がおらず孤立することだが、これも心配なかった。
10年来の友人で、私がクロスノエシス沼に誘ったらメチャメチャ落ちてくれた女オタクがわざわざ始発新幹線で関東から来てくれていたからである。
ちなみに彼女はアイドルオタクと若手俳優のオタク二束のわらじを履いており、前日までテニミュのライブに参加していた。なんなら動物園の日もライブを干して京都へ来ている。這ってでも来るオタク、やっぱいるじゃんと思った。*3


こんなブログを書いておいてなんだが、イベント中「楽しかった」という記憶はあれど具体的なエピソードをほとんど覚えていない。
普通に動物見て感想を言い合うくらいで特別事件があったわけでもなく、しかしそこに推しメンがいるだけで、世界が輝いて見える。

メンバーが映っていなければ動物の写真撮影も特に禁止されていなかったのだが、後日写真を見返しても「推しメンと一緒に見たフラミンゴ」というだけでめちゃめちゃ色鮮やかだ。キリンの首はより長く、ゾウはよりデカく、トラの縞模様もより高画質に見える。そのくらい本当に楽しい時間だった。

あと、普段話す機会があまりないほかのメンバーとも話せたのが嬉しかった。

私は推しメン以外はきっちり話題を作ってかないとうまく話せないのだが、もっと気楽に話したいな~でふらっとチェキ撮りにいってもいいのかなと思えた。

 

そうやってふわっとまとめてしまうのは企画してくれた運営サイドやメンバーに失礼な気もするので(私も制作側をやってるときは具体的な感想いっぱい聞きたいし…)箇条書きでよかったことと反省点(自分の)を書こうと思う。

今後別のグループのオフ会に参加する人の参考になればいい。なるか?

よかったこと

  • FLAMEさんの「奈良公園で制服シカに食われた」とか、ライブの特典会だったら絶対聞けないような話が聞けたりもした。推しメンの服ってやっぱ美味いんだ。
  • 空き時間にメンバー同士が指でやるゲーム(小学生が遠足のバスでやるやつ)をやっていて、とっても癒された。(かわいい)
  • オタクと普通に楽しくしゃべってたら気が付くと間近に推しメンがおり、話に入ってくるので脳が破壊された。
  • 京都動物園には子供のキリンがいるのだが、MAIちゃんがそれを「めち*4」と呼んでおり、『自分たちのいないバックステージでの日常の感じ』の香りに胸がいっぱいになった。瓶とか持ってたら詰めてたかもしれないけど、たぶん獣臭しか残らん。
  • 地味なことではあるが、動物園のパンフの地図を推しメンに見せるというこの上なく栄誉な役割を果たすことができる。推しメンが見た動物園のパンフ、億の値が付く。
  • MAIちゃんが「個人で楽しむ分にはいいんだよね?」って自分のオタクとゴリラの像の写真を撮っていてよかった。推しメンのスマホの容量を圧迫できる幸福ってあるんだ。
  • 推しメンがスマホの裏に周央サンゴさんのステッカーらしきものを入れているのを知れてよかった。
  • 私はアホなので書いてある文字とかを脳死で読んでしまう癖があるのだが、動物じゃなく植物の看板を見てるときに推しメンに「それ植物のやつだよ!動物じゃないよ!」と指摘されて、うれしかった。(?)

など、よかった点を挙げればきりがない。

 

反省点

  • 普通にオタクと動物園で遊ぶ、というだけで結構楽しいので、推しメンが近くにいることを忘れて発言に慎みがなくなりそうなことがあった。別に罵詈雑言を言ったりしてないが、特典会では毎朝ワッフルを食べお花に水をやり、ポプリを作って暮らしているような人間を装っているため。
  • 写メ券と動画券を惜しむあまり使いどころが難しい。慌てて最後に撮ってる人が多かった。RISAさんの推しのフォロワーは好きジャンルのぬいぐるみとの写真や動物園内にある小さいクレーンゲームをしている動画などを撮っていて、一枚も動物との写真を撮っていなかった。それでいいのか。いいか。推しメン映ってるしな。

次回があるなら事前にロケハンを済ませ、どこで何を撮るか決めた上で、ワッフル食って花育ててポプリ作って行こうと思います。

 

最後は集合写真を撮って終了。
娯楽があふれる現代、様々な楽しみがこの世には存在するが、推しグループのオフ会だけは四肢がもげても行ったほうがいい、と思った。

クロスノエシスはメンバー間の仲が本当にいい。ライブ中はきりっとした表情でいることが多いし息つく暇もないくらいライブはかっこいいので、特典会に行ったことがない人にはなんか怖そうと思われがちらしいが、みんなメチャメチャ気さくで、ずっとアホなことをしてぎゃっぎゃって笑っている。かわいい。

メンバー同士がワイワイしてるのを見られる機会はたまにある配信くらいしかないので、こういうのが好きな身としては物凄い〝供給〟で有難かった。

 

開催してくださったクロスノエシスさん、運営のみなさんありがとうございました。
もしまたやることがあったら、推し被りぶっ倒して這ってでも行きます。


余談(という名の推し被りへのマウント)

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写メ券で「彼女と一緒に動物園行った時の写真にしたいので、後ろ向いてるの撮ってください」と言ってマネージャーさんに「顔見えてないんですけど本当にいいんですか?😰」と困惑させてしまったのだが、

 

その時に念のためにとマネージャーさんのスマホで撮ってくれたこっち向いてる写真がFLAMEさんのツイッターにUPされていて、ホンマモンの彼女……?と思った。

 

神(´;ω;`)

 

 

クロスノエシスのワンマンライブ、みんなきてね!

*1:ファンサービス。クロノスは指差しの振り付けとかがあんまりない

*2:地上男アイドルオタク歴十年くらい。今はINIの佐野雄大くんに夢中

*3:ちなみに、この話を前日にFLAMEさんにしたら、オフ会当日にはLAKEさんにまで知れ渡っていた。必死なオタクの様はすぐにメンバー同士で共有されてしまう。

*4:FLAMEさんのファン間でのニックネーム