瀬戸内レモン

様子がおかしく語彙がない

【必見】陰キャキモオタ運動音痴ワイがジムに半年通っているという事実

はてなブログのテーマに「今年買ってよかったもの」というのがある。

私もそれに乗っかって書こうかな…と筆を執り始めたのだが、例題にもある「ジム通いを始めた」というのを書こうとしたらメッチャリンコ文字数が伸びたので、これ単体で記事にした。

「ジム興味ある!」「運動せなあかんとはおもっている」「怖い」という人はぜひ読んでいただきたい。

なぜわざわざ書くかというと、ジムに通い始めた人間はほかの人間をジムに通わせたがるという習性があるから。なんでだろうね?

 

ジムに通うきっかけ

私は親がいろいろさせてくれたがすべて中途半端で何も成せなかった習い事を除いてほとんど全く運動をしてこなかったほうだ。

小学生の時の休み時間は教室でオリジナルマンガを描いていたし、中学生の頃は好きなCPについて語りながら絵を描いていた。高校の時も漫画研究部だったのでこれ以上言うことはない。お手本のようなインドア派だ。

小学生の時は本当に家から出なさ過ぎて父親に「将来引きこもりになるんじゃないか…」とまで心配されていた。

持久走の授業では一応頑張ったのに成績が悪すぎて「あんたそんなんやったら社会でやっていかれへんで」と体育教師に脳筋丸出しの決めつけ叱責を受けたこともある。内心ブチ切れていたが陰キャがゆえに特に言い返すこともできず、高校卒業と同時にもう運動を強いられることがないと半ば安心した心地であった。

そんな私がなぜわざわざ金払ってまで運動施設との契約をキメたか?

病んでたから。

メンヘラの話なんて聞いたところで一個もいいとこないので詳しくは書かないが、本当に病んでいた。

病んでいるというのは死にたい…とかそんなんではなく、なんか常に落ち込む理由を探している状態だ。別に悲観しなくてもいいことを勝手に悲観し、他人の行動を卑屈にとらえて被害者ぶりたがる。

本人がその気はなくても、そっち方面に思考がロックされてしまうので周りの人が励ましてもあんま意味ない。いい迷惑である。わかる。マジでやめてほしい。

でもこれ、私のこと!!!

病んでいる自分がキショすぎたので、一念発起なんかせな、と思って始めたのがジム通いだ。

よくバズるツイートに「運動したら鬱治るよ♪」というのがある。ガチか噓松かはさておき、虚言ツイートにもすがりたい状況だった私は家から徒歩五分の距離にあるジムに見学に行った。

 

見学へ

私が見学に行ったジムは、二十四時間行き放題で、課金すればインストラクターさんに個人指導もしてもらえる。道具の使用法はスタッフさんに聞けるけど、あとは自分で頑張ってねというスタイルのジムだ。

陰キャがビビる三大施設のうちの一つである。ちなみにほかの二つはデパートのコスメカウンターと脱毛サロン。理由は全部「押し売りが怖いから」。例にもれず陰キャの私もビビった。

見学予約をしてから仕事終わりにジムに向かう。一回入り口を間違えて、その段階でもう死ぬ帰りたい…と思っていた。

が、行ってみると実際のところスタッフさんはめちゃくちゃに優しかった。これに関してはジムの当たり外れが大きく、ネット上で系列ジムの評判を調べたところ店舗によってはスタッフがやる気ないとか書いてあったのだが、私の近所のジムのスタッフさんはその心配はなさそうだ。

一通りフロアの説明だとか、マシンをどのくらいの時間使うのが一般的だとか、注意事項だとか、あとは「うちは女性利用者さん多いですよ」と教えてくれた。

質問があれば受け付けますタイムの時に、私が「よくわかってないけどなにがわかってないかわからない」みたいな感じでゴニョ…ゴニョ…としてた時も無理に話を進めるのではなく、待っていてくれたこともポイントが高かった。

正直に言うとこの案内スタッフのお姉さんが本当にいい人だったので契約をキメたみたいな節がある。あと、お姉さんにメロついてるという邪な理由であれど前向きな気分のうちに契約してしまえばもう逃げられんだろ、というところだ。自分のことは自分がよくわかっている。

そんなこんなでその場で契約することになった。

 

ジム通い一週目

私のジムとともにある生活が始まった。

契約日と利用開始日をずらせる*1ので、二日後から利用開始にしたのだが、翌日にはもう契約したことを後悔していた。

自分に継続的な運動ができるのか?ジム行くの怖くない?マッチョに喧嘩売られたらどうしよう…などマイナス思考に陥っていたため、行く前から行きたくなくなっていた。

まあそれでも月額7000円弱かかっている。行くしかない。特に何か月契約縛りとかはないのだが、入会金とかあったし。重い体をずるずる引っ張っていく。

 

初日は機械の使い方がわからないので、チャリンコ漕ぎマシーンをひたすらやっていた。

三十分くらいでいいか…と思ったらそのマシンのデフォルト設定時間が一時間だったので、一時間漕いだ。デフォが一時間ってことはみんな一時間漕いでるんでしょ?じゃあ一時間漕ぐしかないじゃん…という日本人的考えだった。

最初はマジできつかった。一生終わらん。SNS見てたらあっという間に過ぎる一時間が永遠のように感じる。

それでもやり遂げた時の達成感はすごかった。あとちょっとだけど、気持ちが前向きになった。運動が鬱に効くって嘘松じゃないん!?と思った。

 

数日チャリンコ漕ぎだけで通って、週末休みにマシンの使い方講座の予約を入れていたので教えてもらうことになった。これは無料!

契約時のお姉さんが教えてくれるのかと思ったらそうではなかったので、ちょっとションボリした。

代わりに教えてくれたのは、パーマ当ててる細身のイケメン風の若い男性だった。合コンで趣味聞いたら「ジム通いっすかね」って言いそうな感じの見た目の人だ。ぶっちゃけ私が一番苦手な人種だったが、お姉さんに劣らずとてもいい方だった。

明らかに筋肉皆無運動音痴の私が慣れない様子でヨロヨロ…と筋トレのまねごとをする様子にも「うまいですね!」「よくできてます!」と褒めてくれる。優しい。ジム通いの人間ってこんなに精神的余裕があるの?私もこれになりたい…。

何をどうしてどこを鍛えたらいいか全く見当もつかなかったのだが、「ダイエットしたい」「運動習慣付けたい」「姿勢正したい」など色々希望を伝えたところ、おすすめのマシンを教えてくれた。半年経った今もそればっかしている。

 

ジム通いの成果

半年通った結果、体重は4kgくらい落ちた。おそらくもっとちゃんとやってれば落とせたのかもしれないけど、メンタル最重要視だったので食事制限はしていない。

コンプレックスだった下腹も脂肪も明らかに減ったし、去年買ってパッツンパッツンだったマーメイドスカートがゆるゆるになった。見た目的には実感し辛いけど、部分部分でやせたなーと感じることがあったので、やり甲斐みたいなのはめちゃめちゃある。

もともとのきっかけのメンタル面だが、これもジムのおかげかはわからないが一番ひどかった時期よりはかなりマシになったような気がする。

運動してる間はマイナスなことを考えなくて済むので日常の中で割合的に落ち込む時間が減ったし、した後はすっきりしてしばらく元気でいられる。全体的にポジティブパワーが底上げされたとかじゃないけど、効果は多少あったかなーと思う。

最初のうちは「あいつ弱すぎだろ…クスクス」って本気マッチョに見下されるのが恥ずかしいという自意識過剰な理由でコソコソしていたが、みんな自分の肉体と向き合っていてそんな暇ないのわかってからはマットのエリアでストレッチしたりとかもできるようになった。

契約したときはとりあえず今年一年だけ頑張ってみようという気持ちだったが、今のところやめる予定はない。

がんばるぞ!

*1:1日に契約したけど、使うのは3日から…にしたら初月はジムの利用料が日割りなのでちょっと安くなる