瀬戸内レモン

様子がおかしく語彙がない

クリスマスに関する話

我が家のサンタさん

私の家は長女私、次女妹、そして両親の四人家族だ。余談だが私と妹の年齢差は三歳で、私の同級生の弟妹が妹の同級生というパターンが小中学校の時にとても多かった。

そのくらい、ごくごく普通のよくある家庭だと思う。特別食べるのに困った記憶もないけれど贅沢ばかりしていたという記憶もない。が、ここ数年で一点「我が家ってちょっと普通じゃなかったかもな」と思うことがある。

私にはサンタさんが20歳まで来ていた。

もしこのブログを読んでいて、「まだうちにもサンタさんくるよ」という人がいたら、ちょっと読むのをやめてほしい。この先で世界の真理に触れているので。

どういうことかといえば、言葉通りだ。さすがにこの年になるともう今でも親から毎年プレゼントもらってます、みたいな人は同年代では減ったけど、おそらく探せばないことはないと思う。だけど、たぶん誰も「サンタさんに」とは言わない。それが、うちは言う。そういう話である。

我が家にいつからサンタが来ていたかは記憶がはっきりしないが、物心ついた時にはきちんとサンタシステムが稼働していた。

私と妹が幼いころは、家族四人で揃ってホールケーキを食べていると父が「そろそろサンタさん来たんじゃない?」と言う。妹と私がダッシュで玄関へ行きドアを開けると、家の前にプレゼントが二つ置いてある。基本的にはこのシステムだ。近所に祖父母といとこ一家が住んでいるので、協力プレイしていたのではという説が濃厚だが、今のところ真相は明らかになっていない。

高級なゲーム機(DSやWiiなど)の時だけは、寝て起きると枕元に置いてあった。うっかり盗まれたらたまったもんじゃないからだと思う。

娘二人が大きくなってからもサンタシステムは続いた。

私が中学生になってオタク街道を爆走し始めた頃、父とアニメイトに行ったときに家庭教師ヒットマンREBORN!*1のグッズが欲しいからサンタさんに頼もうかなと言ったところ父が私が欲しがったグッズを手に取り「じゃあこれサンタさんにサンプルで送っとくわ」と言った。

サンタさんにオタクグッズ頼むなとか、サンプルってなんやねんとか、そもそも父親とアニメイトなんか行くなとか色々突っ込みどころはあるけれど、建付けとしてプレゼントはサンタさんがくれることになっていた。

高校を卒業してからも「このコート欲しいからサンタさんに頼んどいて」と父にあこがれのブランドの通販URLを送っていたし、amazonから荷物が届く前には父から「今日サンタさんがamazonで来るから受け取って」と連絡が来た。一時も父からあげる、というていでプレゼントに関する会話をしたことはなかった。

サンタさんが最後に来たのは確か20歳のクリスマスだ。その時に父に「サンタは今年で最後かもなあ」と言われて、そういうもんかあと思った。今思えばそういうもんもなにも卒業が遅すぎるけど。

大人になってからこの話をすると、結構驚かれることが多い。ちなみに誕生日も姉妹ともども冬で、誕生日プレゼント(これは父から)もちゃんときっちり成人するまでもらっていたので、父は苦労しただろうなーと思う。本当にありがたい話だ。

もう大人になったんだし親孝行なりなんなりしてあげたいという気持ちはあるが、今年のクリスマスはといえば姉妹どちらもアイドル見るために東京へ行っていた。申し訳ない。今度おいしいお酒とか買ってあげようかな。

 

2022年のクリスマス

都会のかほりただよう東京駅

2022年のクリスマスは土日ということで都内に滞在していたので、新幹線で大阪へ帰るついでに東京駅のイルミネーションに寄った。

大規模なオブジェがあるというよりは街路樹の電飾がメインなのだが、この電飾がなんかすごい。

私の職場付近でも毎年御堂筋イルミネーションという似たようなイルミネーションがあり、イルミネーションは比較的見慣れているほうなのだが、それとは全く違って見えるのである。不思議なことに。

Instagramにしかなさそうな場所

輝度が高いというか、なんというか。ハイブラの店とかある通りだからか?ただのきんきらというよりは言葉通りシャンパンゴールド。高級感がやばい。出店でホットチョコレート900円で売ってたし。スタバより高いんかい。

クリスマスツリー、ティファニーとか書いてるし。

日没前から暗くなるのを待ちながら歩いていたのだが、人通りと東京丸の内キラキラ圧に負けて早々にマクド(マックじゃなくて、ね)に避難した。そしたらろふまお*2の音声と曲が流れていて、すごく安心した。

イルミネーション自体は凄いきれいだし、めっちゃ楽しかったけど、やっぱり私の居場所って、東京キラキラストリートじゃなくてインターネットなんや。

 

*1:ジャンプで連載していた漫画。当時の腐女子の覇権ジャンル

*2:VTuberのグループ