瀬戸内レモン

様子がおかしく語彙がない

新春初対戦!VS美容室

新春初対戦!VS美容室

年始の連休明けすぐに、美容室に行った。

私のような陰気で人と会話する時間よりツイッター相手にシャコシャコ文字打ってる時間のほうが長い人間にはあるあるだと思うが、美容室って本当に怖い。客商売なので一応にこやかに敬語で接してくれているのに、一挙一動に言葉にし得ぬ圧がある。

「前髪自分で切りました?」って言われただけで前髪汚すぎ(笑)って嘲笑されている気分になるし、「アイロン普段使います?」って聞かれた日にはあ、これで一応やってるんですか?(笑)痛みすぎでしょ(笑)という副音声が聞こえる。

おそらく実際はただの事実確認で、毎朝巻く人はそれ前提でカットするから聞いただけという美容師のツイートを見たことがあるが、そんなもんこっちには伝わらん。好きピに沼ってメンヘラ拗らせてる病み期の女みたいに「好きピ、なんか今日冷たかった…嫌われたかも💦まじやむ死ぬ死ぬ死ぬ」と誇大妄想ブチ広げてしまうのだ。

ところで、私は二か所の美容室を利用している。片方は家の近所にある店で、スタッフが全員女性のおしゃれなお店だ。まつげパーマのお店も近くにあるので、休みの日に髪を切りたいときはまつパ→美容室とハシゴして身なり整えDAYにすることが多い。店-家-職場という位置関係になっているため、仕事終わりにはちょっと寄りづらい場所にある。

もう一軒が年始に行った店だ。通勤経路にあるため、どうしても休みの日の予定が空いていないときはこちらにいく。とはいえ通っているといえるほどではなくて、来店するのはこの時二回目だ。前回行ったときに結構いい感じにしてもらったので、「通勤経路にあるしここでいいか~」という感じで予約した。

私は美容師指名をしたことが生まれてこの方一度もない。前者の店に通っているのだって、立地とスタッフが全員女性だからという理由だ。もう三年近く通っているが一度も指名したことないので、毎度ほぼ初対面のスタッフに施術してもらっている。

それは職場付近の店でも同じことで、今回接客してくれたのは前回とは別の男性スタッフだった。

年齢は40代くらいだろうか。少し話しただけで、なんか苦手だな~と思った。美容師特有の陽な感じではないけど、語尾が常に弱笑って感じ。前述したとおり美容師への被害妄想スキルは一級品なので、なんかずっと妙におびえていた。

別に、その美容師さんの態度が悪かったというわけではない。ただ妙にフィーリングが合わないのだ。

声の通りが悪くて説明があんまりよく聞こえなかったとか、この日は間違えてパーカーを着てきてしまっていたのでパーカーの客うぜーと思われてるかもなーという被害妄想とか、カラー剤の説明よくわかんなかったから適当にハイハイ言ってたら予約より1500円高くされてしまってエッ…ってなったこととか、施術中用にともらったマスクがでかすぎて常にズレていて居心地悪かったとか、そういう細かいことがちりつもちりつも。いろんなことがダメ。

なんとか髪を染めてもらって全体をカットしてもらって、ようやくあとは前髪を整えるだけ。やっと終わる…と思いながら前髪こんな感じで切ってくださいとお願いして切って貰ったのだが、美容師さんが首を傾げながら「これでいいですか?なんか正解わかんないけど…」とボソっと言ってきて、完全に心が折れた。

それ、言う必要ある!??!?!?!

美容師が正解じゃないと思う髪型でなんで行けると思うんだよ!!!!!

うわ~~~~~~~ん!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭そんなこといわないでよ~~~~~~~!!!!!と泣きながら暴れたくなった。

そんなん言う?!?!?!ねえ!!!!!!!

おとなしく前の人を指名すればよかったのだろうが、前も無指名で予約したので名前もわからないし、どうしようもねえよ。

美容師的には不正解の髪型のまま、もうどうしようもなかったので大丈夫ですと言って席を立った。

っていうか美容室でいつも完成を見せられた時、なんていえばいいのかわからない。「大丈夫です」だと妥協でオッケーだと思われるかもしれないし、「いいですね!素敵です!」とかほめて美容師をヨイショしたほうがいいのか?わからない。

店を出るときに美容師さんに「僕〇〇といいます。縮毛もやってるんで、よろしくお願いします」と言われてお見送りされた。すごいな、このフィーリングの合わなさ具合で宣伝できるんだ…。美容師って本当に大変な仕事だな。

っていうか、縮毛の話全然してないのに。あててるのはあててるけど。冬場は湿度低いからいいかなって放置してたけど。そんなにうねうねだったのか…ショボン…😢となった。

 

これは全くの別件だが、昔ツイッターで美容師をアイドル的に推している人を見たことがある。

美容師の顔がメッチャクチャ好みらしく、現場くらいの頻度(二週に一度)で美容室に通っているのだが、そんなしょっちゅう美容室に行っても毎回切るわけにもいかないのでトリートメントしてもらったり商品を買ったりして推しの顔を見に来ているらしい。

時には友人をその店に招き、施術してもらっている間横で推しと喋ったり顔を眺めたりしているとか。

その話を見て、私もメッチャクチャ顔のド好みな美容室見つけて、髪を整える以外のモチベをもって美容室に通えばいいのかな~と思った。

好きな顔の女なら多分、仲良くなろうと思って会話頑張るし。サロンでしか買えないシャンプーとか買いまくるかも。アリだな。美しくなるし…。

そんなわけで、2023年は美容師に推しを作ってみるのもアリだなと思い始めた新年初断髪でした。